7.守破離
守破離とは茶道や武道で物事を修得する過程を表す言葉。守とは師匠の教えを忠実に真似ること。破とは今まで学んで身につけた教えから一歩進めて他の考え方や自分の考え方を採り入れさらに発展させること。離とは自分独自の考え方に基づき新しい物を創造すること。まずは、 「形」から入って「心」に至る。「形」ができるようになれば、あとは自然と「心」がついてくる。次に「心」より入って「形」にあらわれる。守・破・離の守から破・離に成長する。端折らない。言われたことは言われた通りにやる。
言う人には言う人の理屈がある。
若い時に「言われたことをイヤでもやり切った人間は少ない。」
そのやり切った人間だけが仕事で成果を上げる事が出来る人間となり得る。
花伝書に守破離と言う考え方がある。
守:師匠、上司、先輩に言われたことを言われた通り、型通りにやること。
破:師匠を越える。真似を乗り越える。
離:自分の型を会得する。
苦しい事、嫌な事もあるだろう。
しかし、基本を身に着けていない人間が卓越した成果を上げる事は不可能である。
新入社員であれば
「仕事はこういうもの」との理解で真綿に水のように吸収できるのだが、
途中入社であれば
「今まではこういうやり方でやってきた」との過去の経験が邪魔をする。