16.他に取って代わられる仕事

工業化、標準化が進むと機械で出来る仕事は無くなった。
グローバル化が進み、他に取って代わられる誰にでも出来る仕事は海外へ移転した。
私の仕事は、他に取って代わられる仕事ではない。
中小企業を元気にするためにお客様と共に汗を流し
「どうすれば出来るか?」を共に考え実践し結果を出す。
人と人との間にコミュニケーションが介在する仕事はこれからも無くならない仕事である。

ところで、あるお客様と同様の話題になった。
彼らの仕事は、国家資格保有者である義肢装具士がお客様の義肢や義足をオーダーメイドで作成する仕事だ。
原材料からのある程度の加工までは海外で可能になるだろうが、最終的にお客様に合わせた物を直接採寸しながら完成させる仕事は他に取って代わられないと胸を張って言われていた。一方、他に取って代わられない仕事だからこそ社員の中には生産性向上を意識しない社員もいるのが問題だとおっしゃっていた。
だからこそ、靴のインソール専門店を開店し新たなお客様を開拓している。
どの仕事も他に取って代わられる可能性はある。
そのために、現在の仕事をどのように広げるのか、進化させるのか常に新しい布石を打ち続けたいものだ。