21.きちんとした人物像を明らかにする
「良い人が来ない」では、分からない。
中小企業の最大の財産は「人」である。
良い人財の確保はどの会社にとっても喫緊の課題である。
しかし、良い人材を採用できない。採用しても定着しない。
との悩みを良く聞く。
それは、どのような人材を欲しいのか、また、どのような人材に育ってほしいのかを会社が明確に出来ていないためである。
まずは、来てほしい人の人物像を明確にしておくことが重要である。
冒頭の「良い人」とはどんな人なのかを明確にする事だ。
当社では理想とする人物像を明確にしている。
定性面では本書の精神論を実現できる人物。
具体的には「自分はこのように理解しました。だから、このように実践します。」と答えられる人物。
当社の精神論についてはホームページや私の著書にも記載している。
入社希望の人間であれば調べているのは当然だろう。
また、定量面ではコンサルタントとして必要な物の考え方を筋道を立てて判断できる試験を実施し判断している。
それでも、当社が描いた人物像を採用出来るのは100人に面接して1人いれば良い方である。