未来組織図
また、組織に属する各人の役割を見える化する方法として本来は組織図がある。
しかし、
「小さな会社だから、組織図は必要ないよ。」と答える経営者がほとんどだろう。
人員が限られた中小企業では、
「決められた仕事を決められた人がやるだけではなく、全社員がカバーし合わないと仕事が回らない」。との理由で組織図を作らないとの考え方は理解できる。
それでも、なお、組織図を作りなさいと私は言いたい。
それは、誰が誰の指示の元、何をやっているのか?
を見える化する組織図すらない会社ではカバーどころか、仕事と責任のなすりつけ合いになってしまう。
社員数が少ないから「組織図なんて必要ない」との声も聞こえそうだが、
社員数が少ないからこそ「組織図」を作成し、社長が兼任している仕事を社員に明確に見せる必要がある。
また、社長が兼任している役割について今後増員したいとのメッセージを発することが出来る。
また、現在の組織図を完成させた後に、未来組織図の作成をお薦めしている。
未来組織図を作ることでビジョンを描くことが可能になる。
多くの経営者は5年後、10年後どうしたいのか?をイメージすることが難しい。しかし、自分が何歳になるのか?社員の年齢構成がどのように変化するのか?を組織図上で描いていくと自社のあるべき姿をイメージしやすくなる。