4.実行計画
本書でお伝えする計画の作り方は、事業再生の現場で確立した方法です。
非常に厳しい状況に置かれた中小企業が銀行の支援を継続するために作成する計画です。
金融機関の判断基準は「過去と事実」です。お花畑の夢物語の絵空事の計画を書いても見向きもされません。
「現在の売上は下落傾向です。今後は、これまであまり注力して来なかった新規開拓を強化する事により歯止めをかけます。具体的には新規顧客の受注単価は100千円です。年間100件受注すると10,000千円の売上になります。過去、営業の新規開拓では100件訪問して1件受注できました。10,000件訪問すれば100件受注できます。しかし、これまでは10,000件の訪問が出来ませんでした。しかし、今回このような計画で実行します。」と言い切り、やり切ることで結果を出しました。金融機関の支援継続に繋げました。