5・7つ道具
正しい道具を正しく使うと生産性は向上します。
料理人、技術者など各プロフェッショナルは独自の道具を使っています。
コンサルティング会社も独自の道具を使っています。
ボストンコンサルティンググループのプロダクトポートフォリオマネジメント、マッキンゼーの7S分析など。
フレームワーク(思考の枠組み)があるため新人コンサルタントでもすぐに現場である程度の仕事が出来ます。
当社では、お客様それぞれが違う状況下だから「お客様と作り上げる」事としていました。
しかし、本書を執筆するにあたり当社が使用している「標準的な道具」については記す事としました。
1.模造紙分析
見える化分析のキモです。
壁面に模造紙を貼って、その模造紙上に自社で実際に使用している帳票類を貼ります。
PDCAの流れが一目で分かります。
2.時間の使い方分析
コンサルタントとして関わる時には、私たちが現場と同行し、
「付加価値の高い業務」「付加価値の低い業務」「移動」「事務・連絡作業」「付加価値の無い業務」
と分類して改善余地を算出します。私たちコンサルタントとしての付加価値ですので費用がかかります。
しかし、中小企業の場合にはこの費用を捻出する事が難しいのが現状です。
そこで、現在では各企業内で各個人の時間の使い方を検証してもらうようにしています。
自分で自分の時間の使い方を振り返るとこれまでの仕事のやり方を改善できる部分が見えてきます。
3.仕事の棚卸
同時期にやってもらう事としては自分の仕事を全て洗い出す仕事の棚卸があります。
4.成行予測と改善目標
5.改善余地算出シート
6.アクションプランシート
については、本文中で解説しながらご紹介します。
7.クリアファイル進捗確認シート
目標と実績の進捗状況を見えるかするツールです。
上記のような対比表をクリアファイルに挟み込んで使う事で毎日の更新が容易となります。