おはようございます。
内海です。 http://sskg.jp

【日刊】内海透の社長のネタ帳  2016年5月21日号

・徳俵で粘る

相撲の土俵は円形ではありません。
徳俵と呼ばれる出っ張り部分があります。
この徳俵があるから不利な形勢から逆転出来る事もあります。

地域密着路線に舵を切り5年。
江戸川区の中小企業経営者をお客様と設定しました。
江戸川区人口68万人:事業所数21,000
私のコンサルティングの強みは現場に入り込む中小企業のマネジメントです。
個人事業が対象だと価格が折り合わない。
21,000社中で対象となるのは1000社程度。
コンサルタントを必要としていない会社も多いだろう。
また、私との相性が悪い会社もあるだろう。
そろそろ地域を広げる展開の時期かな?
と考えていました。
が、もう少しこの地で粘る事にします。

というのも過去のネタ帳を振り返っていて下記の内容に辿り着いたからです。
2012年11月20日のネタより引用します。
振り返ると1年前の今日(11月21日)は感慨深い1日でした。
事業再生コンサルティングから
中小企業専門のマネジメントコンサルティングに舵を切り、
始めて講師をするセミナーの前日でした。
事業再生というと「スゴイこと」をやっているようですが、
私の中では銀行の下請けの感が拭い去れませんでした。
お客様の会社を良くしたいとの思いは当然あるのですが、
最後は「銀行が納得してくれること」がゴールでした。
コンサルティング案件の発掘についても
「銀行」への営業活動が中心でしたし銀行に紹介されたお客様にコンサルティングを行っていました。
お客様も銀行に紹介されると断りにくいという心理があったと思います。
それなりの報酬も頂いていたのですが
「?」が付きまとっていました。
そんなこともあり
中小企業経営者に指名される人間でいたいと考えて独自路線を歩み始めました。
(本当はもっと色々ありましたが...。)
何とか昨年11月22日に東京商工会議所のセミナー講師に呼んで頂けるようになったのですが、
「一体誰が来るのだろうか?」
「自分の話は伝わるのだろうか?」
との不安が頭の中をグルグル回っていました。
中堅企業(社員数50人以上、売上30億円以上位)に対するコンサルティング実績はあったのですが、
商工会議所の参加者は社員1、2人の方も多いと聞いていました。
セミナーの内容に自信はあったのですが、
やはり不安は拭えずに眠れぬ夜を明かしました。
最後は
「自分の全てを出し切るだけ」と
半ば開き直り
ありのままでぶつかっていきました。
受講者のアンケートは賛否真っ二つとなりましたが
その時受講された方と無事契約することが出来て現在に至っています。

実はセミナー企画当初は、私が講師ではありませんでした。
私は社団法人の他の専門家を紹介していてその方が講師をするはずだったのです。
ただ、直前になって 主催者に
「内海さんの話を聞きたい。」と言われて急遽私が話す事になったのです。
まさに徳俵に助けられたんだよな~と今振り返ると思います。
現在は地元にもお客さんが出来て私が目指している
「気軽に相談できるチャリコン=チャリンココンサルタント」の土壌も出来始めています。
とーるちゃんと呼ばれるようにまで浸透してます(笑)
「とーるちゃん」と呼ばれるのは地元での私の新たな徳俵だと考えています。
これを活かしていくのが私の生き方なんだろうな~。
(中略)
作戦会議のお客様となる会員企業も仲間となる従業員も徐々に「集まって」来てくれたらいいな。
と思っています。

上記の過去ネタを読み現状を振り返ると、
江戸川異業種交流会や大人の楽校も「集まって」来てくれる場に育ちました。
私の徳俵が強化されています。
まだまだ徳俵で粘ります。

編集後記
集めるのではなく、集まるを大切にしたい。

挑戦を忘れない!
十八番セミナー
目標達成営業部の作り方、動かし方を文章にまとめます。