あけましておめでとうございます。
作戦会議合同会社代表の内海です。 http://sskg.jp
【週刊】良き経営者の条件とは? 2015年1月1日号
・八つの習慣
1. なされるべき事を考える
2. 組織の事を考える
3. アクションプランを作る
4. 意思決定を行う
5. コミュニケーションを行う
6. 機会に焦点をあてる
7. 会議の生産性をあげる
8. 「私は」ではなく、「われわれは」を考える。
ドラッカー氏は優れた経営者は上記8つの事を習慣化していた。と記している。
私がこれまで関与した経営者も自分なりの習慣を持っていました。
しかし、彼らも一朝一夕で習慣化したのではなく、一つ一つ良き習慣を取り入れました。
上記全てをいきなり習慣化する事は難しいと思います。
第一の習慣の、「したい事ではなく、しなくてはいけない事」から取り組んでください。
2014年を振り返り、あるべき(目指している)姿と現実の違いに着目する事で、
なされるべき事は明確になるでしょう。
社長本人は分かっているはずです。
3月まで徹底的に取り組んでやり切ってみてください。

私が事業再生のコンサルティングを行っていた時の事例をご紹介します。
その会社では本業とは別に外食をやっていました。
しかし、全く儲かっていませんでした。
資金の流出を食い止めるために何をすれば良いのか?
は社長含め経営陣全員が分かっていました。
まずは、外食事業を止めることでした。
3カ月で撤退する事を決めました。
同時に本業では既存顧客の深堀による売上増を決めました。
「したい事ではなく、なされるべき事」に集中する事で90日間で業績回復しました。
皆さんが当たり前のように行っている事は「したい事か、なされるべき事か」を振り返ってみて頂きたい。

来週は上記八つの習慣のそれぞれについて考えていきます。

-本コラムについて-
私は地域密着の経営コンサルタントとして活動しています。
これまで多くの経営者とお会いしました。
卓越した経営者とそうでない経営者がいました。
その違いは何なのか?
そしてどうすれば卓越した経営者となれるのか?
を解き明かすべく本コラムの執筆を始めました。
P.Fドラッカー著の「経営者の条件」を読み進めながら、
私がこれまでに関与した経営者の実例を織り交ぜて解説します。
ドラッカー=難解、=大企業向けではなく、
中小企業の経営者にとって肚落ち出来るよう伝えられれば幸いです。