目指す世界を未来組織図で指し示す

小さな会社の場合は
社長=オレ、営業=オレ、製造・サービス=オレの状態で始まりますが、
今後何を誰に任せたいのかを考えるために組織図を作成する事をお勧めします。
この組織図に仕事の役割を書き加えていき、現在の社員レベルとの差異を無くしていく事が人材育成計画です。
目指す世界を明らかに出来ると次にやるべきことは、
その世界を実現するために必要なお金を計算する事である。
自己啓発系のセミナーなどでは
お金は結果、善い行いをしていると結果は後からついてくる。
の教えが人気だが、
未来図、未来組織図を達成するにはどの程度の費用が必要なのか?
その費用を捻出するためにはいくらの売上が必要なのか?
を表すのがPL(収支計算書)です。
未来図で10年後に「自社ビル」を描いた場合には、
その実現には「〇〇の地域」で買うと、立てると「〇〇円」必要だ。
10年後に「〇〇円」を用意するには(借りるには)、5年後には△△円、1年後には□□円必要になる。
もしくは、
組織図で10年後には「〇名の体制」を描いた場合には、
10年後には「人件費・採用費・教育費」に〇〇円必要だ。
そのためには~
と逆算する。
残念なことに多くの中小企業(特に厳しい経営状況)では
去年より良くなれば「ラッキー」程度の計画しかないため、現状を脱却できない。
実現可能性の有無については検証を繰り返すとしても
「将来」を描いて実現を目指す会社とそうでない会社の違いは1年も経てば明らかな違いとして現れてくる。