5.仕組みの定着化
目標を達成するためには理論に裏付けられた正しい方法があります。PDCAサイクルを正しくまわす事です。
しかし、誰も教えてくれません。会社に入って教えられることは、名刺交換の方法、営業であればセールストーク
やロールプレイ(商談演習)などの仕事の仕方。技術職であれば機械、設備の使い方、書類の書き方、総務
であれば電話の受け答えなどのルーティンワーク、書類の置き場。全ては実務です。
「目標を組織でどのように達成すれば良いのか?」は誰も教えてくれません。社歴の浅いベンチャー企業であれば
兎に角「動け」が基本。考えている暇があれば「動け!」
社歴の古い企業でも、今まで通りの定例会議での積み上げ。
その根拠を聞いても
「以前から毎月このような形でやって来てましたから。」との答え。
「そのやり方で目標を達成できるんですか?」と尋ねても、
「最近は厳しいですね。」との答えにならない答えしか返ってきません。
本書ではPDCAサイクルを正しく回す方法をお伝えします。

   PDCAサイクルとは、目標達成の為の仕組みの事です。
 P=plan:計画
 D=do:実行
 C=check:検証
 A=action:改善
 を繰り返し目標を達成する事です。
しかし、商工会議所などのセミナーの受講者の感想の中でもっとも多いのが、
「PDCAサイクルを回しているつもりでした。しかし、出来ていない事がハッキリしました。早速実践したいです。」などの内容です。
本書の内容も目標達成の仕組みについては「PDCAサイクル」を使います。その上で定着化させる方法について記しています。