おはようございます。
内海です。 http://sskg.jp
【ほぼ日刊】社長のネタ帳 2015年10月20日号
・経営三資源
中小企業で部門の壁が出来やすいのは、
「現場叩き上げ」=自部門を守りたいとなってしまうからです。
入社以来30年間営業一筋。或いは工場一筋。
の叩き上げ経営者にとっては、全社を俯瞰しろと言われても分かりません。
これまで営業部長、製造部長として自部門を守る事が仕事だったのに、
急に全体最適を考えるのは難しい事です。
そこで、私は
部門の壁を壊すには人・物・金の経営三資源を横串にさすようにしています。
人の採用・育成には時間がかかります。
全社の今後の方向性を共有した上で人をテーマに部門横断で全社最適を議論する。
物については、各部門の業務の標準化を行う事で他部門の理解が深まります。
最後の金については、管理会計の考え方を導入しそれぞれの部門の管理者が収支
管理を行えるようにします。
情報化社会ということで、4つ目の資源として情報をあげる方もいます。
が、軸は少ない方が浸透させやすいので私は3資源で押し切ってます。
小さな会社の経営者の場合は、
人・物・金・現場=オレ
となるでしょうが、後継者を育成するには、
経営三資源を社員に共有させながら全社を俯瞰させてはいかがでしょうか?
(時々、続きます。)
編集後記
私が会社員時代の上司が営業一筋39年目に社長になりました。
全社を俯瞰する事ってどういう事なんだろうか?
と相談されたことが現在の私の仕事に繋がっています。