おはようございます。
内海です。 http://sskg.jp
【ほぼ日刊】社長のネタ帳 2015年10月21日号
・人事制度設計の前に
部門の壁を取り払うには「人・物・金」の横串が最適です。
の続きです。
人の事を考える時に真っ先に取り上げられるのが、社員の給与体系です。
しかし、人事制度設計の前にやることがあります。
それは、現在誰がどのような仕事をどれだけやっているのかを明らかにする事。
社長を含めた全社員が仕事の棚卸を行う事です。
社員数30名程度までの会社であればすぐに取り掛かれるでしょう。
もう少し規模が大きい場合は、
役員が仕事の棚卸を行い経営の仕事と現場の仕事の分離について議論出来ます。
多くの会社が人事制度を導入する時に失敗するのは最初に経営の仕事と現場の
仕事を分離させていないからです。
経営と現場、現場の責任者と担当者の順に仕事の棚卸を全社で行う事で組織全
体の階層レベルが整備されます。
そして、それぞれの階層の職務権限が明らかにされます。
人員を配置しただけの組織図ではなく、役割を分担した組織図が完成します。
仕事の棚卸には別の面でも効果が期待されます。
それは、棚卸した内容を箸の上げ下ろしレベルにまで落とし込む事で
業務マニュアルとして利用できるようになる事です。
この点については、「物」カテゴリーでお伝えします。
当社のコンサルティングも現状分析がスタートです。
何をやっているか分析する事であるべき姿と現状の違いが明確になります。
人事制度を考える前にご自身の仕事の棚卸をされてみてはいかがでしょうか?
(時々、続きます。)
ご希望の方には、エクセルで作成した仕事の棚卸表フォーマットを差し上げます。
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※なお携帯メールで送信される場合はEメールアドレスをご記入ください。
編集後記
私も時々棚卸しています。