おはようございます。
内海です。 http://sskg.jp
【ほぼ日刊】社長のネタ帳 2015年11月2日号
 ・串刺し経営 お金

経営者に必須な力は事業全体を俯瞰する力です。
しかし、どうすれば俯瞰する事が出来るのか?
については肚落ちしにくい。
当社では経営三資源である「人・物・金」で串刺しする事をお奨めしています。
人・物については何度か述べて来ました。
本日は金についてお伝えします。
まず、最初に見て欲しいのがバランスシート(貸借対照表)です。
中小企業経営者の多くは損益計算者しか見ていない人が多い現状です。
黒字倒産が起こるのはバランスシートを見ていないからです。
(一概には言えませんが端折ります。)

バランスシートでは、
左側は右側で調達したお金がどのように使われたかを表しています。
社長の意思が現れます。
右側の借入金が多くても左側の流動資産が多ければ黒字倒産にはなりません。
特に現金をどれだけ持っているかが重要です。

例えとして良く使うのは
住宅ローンの繰り上げ返済を頑張っているため貯金が全然貯まらない家計と、
住宅ローンを通常通りに返済しながら2年間分の生活費を貯金している家計で
はどちらが安心かと尋ねています。

企業経営では売上には波があります。
売上が大きい時にはしっかりと現金を蓄える事で会社を荒波から守ります。
お金の視点の目標として現預金の金額を設定する事で売上増だけではない視点が
得られます。

人=仕事の棚卸
物=業務マニュアル
金=流動資産(特に現金)増加
の三本串で経営を俯瞰します。

次回に続きます。

編集後記
  昨日は終日籠って前年度の棚卸と今年度のリスト作成。
  捗りました。