おはようございます。
内海です。 http://sskg.jp
【ほぼ日刊】社長のネタ帳 2015年11月11日号
・短期視点と長期視点
社長の仕事は決断。
自社にとって最善の策を決断するのは当たり前。
しかし、長期視点で取り組む後継者育成の場面では社長の判断では無く後継者に
判断させる事も必要。
失敗する事が分かっていても会社の損失・被害が想定の範囲内で収まるのであれば、
敢えて後継者に判断、実行させる。
そして、後継者にその失敗を自分の事として捉えさせる。
自分で判断し、自分で実行した事だから肚落ちさせやすい。
会社が短期的にリスク回避をしなくてはいけないのであれば、
社長がでしゃばるのは致し方ない。
会社は慈善事業ではない。
後継者の器を大幅に超える判断で会社に損失は与えられない。
抽象的ですね。
ちょっと具体的な話は書けない…
例え話をします。
釣り、あるいは漁師の話。
創業社長は腕の良い漁師。
ポイント、仕掛けは自分で探して来たマル秘。
1人でやったら魚が取れ過ぎる。
だから、弟子を養う事にした。
ところが、この弟子の出来が悪い。
「ここで釣れ!」と言ってるのに、勝手にいつの間にか違う場所で釣り始めている。
弟子が魚を釣れない。
家に帰ると腹を空かせた女房、子供が待っている。
しょうがないので自分で釣る。
ってのが短期視点。
長期視点は、
出来の悪い弟子に
「言って見せ、やって聞かせてさせてみせ褒めてやらねば部下は育たず。」
を気の遠くなるほど繰り返す。
ようやく、弟子は自分で魚を釣れるようになる。
辛抱が必要。
プラス魚の干物や加工食品などの蓄えが無ければ弟子に任せられない。
って話。
編集後記
社長の仕事は魚も釣らず「ボーッ」としてるように見えて、
いつでもスクランブル出動できるようにする事。