おはようございます。
内海です。 http://sskg.jp
【日刊】伸びる会社は仕組みが9割  2016年2月21日号

・計画に落とし込む

1.打ち手ごとに金額を算出する
前述のヒントを参考にして改善目標を達成するための対策を立案します。
その時に、いつまでに、どこで、誰が、何を、どれだけ、どのように、実行する事で、幾らの金額になるの
かを明記します。
目標金額=
成行予測金額=
改善目標金額=
→改善目標を達成するための打ち手
1・未完了を完了させる
既存顧客のリピート促進 誰に〇〇商品をいくら販売する  〇〇円
2・現行業務改善  ○○の業務のダブリを無くすことで〇時間効率アップ出来る  〇〇円
3・やりたい仕事   新事業の立ち上げ  ○○円(具体的な数字を根拠とした金額)
合計:  〇〇円

2.3カ月単位でゴールを設定
改善目標を達成するための打ち手を達成する期限は3カ月程度が適切です。
事業再生のコンサルティングでは四半期=3カ月で改善の兆しが見える事が求められました。
再生案件でなくても経験則として1カ月では短すぎるし、1年では途中でダレてしまいます。
3カ月間12週程度で実行できる項目とすることで実行力が高まり「小さな成功体験」を社員が実感できます。
「新規開拓をやるぞ!」と決めても、業種により3カ月のゴールは違ってきます。
3カ月で契約、売上増加につながる場合もあれば、アポ取り、訪問までがゴールの場合もあります。
自社の置かれている業界環境により3カ月のゴールを設定しましょう。

3.逆算思考でスケジュール化
目標は立てたもののなかなか実現できないのには2つの理由があります。
1つは、目標を達成するための計画が具体性の無い「画餅=絵に描いた餅」である場合です。これについては、前述したとおり具体的定量的な打ち手で構成されるので「画餅」の恐れはありません。
2つ目は、達成期限と途中経過の進捗確認が曖昧である場合です。
このため達成期限と各ステップを逆算思考で算出しアクションプランに盛り込みます。
具体的には
1. 目標達成の期限を設定する
2. 目標達成までの行動をステップに分解する
3. 分解したステップごとに達成期限を設定する。
ことになります。
目標達成の期限については、3カ月と設定しました。
その上で、目標達成までの工程を分解します。小さなステップとは、行動心理学では、箸の上げ下ろしレベルに行動を分解します。ここでは、実際になんらかの行動を起こすとなんらかの結果が発生する事を指示します。
例えば、営業の新規開拓を例にとると
1. 最初のアクション:当社の存在を相手に知らせる。(準備を含め開始から2週間程度)
2. 相手の反応を得る(送付から2週間程度、開始から1カ月程度)
3. 反応があった相手に試してもらう(訪問、サンプルの送付)(開始から1~2か月)
4. 商談(開始から1~2か月)
5. 受注(開始から1~3カ月)
となります。
新規開拓である程度の目標件数を達成するのであれば3カ月程度の期間で上記のステップを行いつつ検証を繰り返すことになります。
最後に項目ごとに担当者と期限を明確にしてアクションプランを完成させます。

皆さんはガントチャートをご存知ですか?
IT企業などでプロジェクトを組んで行う場合に使う進捗確認のチャート図です。
このひな形を使ってチームの目標達成のためのアクションプランに落とし込んでいきます。
各項目ごとに責任者と実行すべき具体的な行動を量で管理する表です。
エクセルで簡単に作成、更新が可能です。

編集後記
昨日は江戸川経営塾の打ち合わせ。
テキスト作り、急ピッチで進めます!

挑戦を忘れない!
仕組み化プログラム(外販・講師用)進捗度80%完了
仕組み化プログラム(自社用)完成
→雑誌への寄稿企画へ展開 進捗度70%
→諸々集約して「当たり前だけどなかなか出来ないPDCAサイクルの作り方、回し方」へ
江戸川経営塾テキスト 進捗度40%