おはようございます。
内海です。 http://sskg.jp
【日刊】内海透の社長のネタ帳  2016年5月3日号

・あなたの部下は今月の売上目標を言えますか?

私はお客様の会社を最初に訪問する時に必ず行う事があります。
それは、朝礼など全員が集まる場所で
「あなたの今月の(売上)目標は何(いくら)ですか?」と一人一人の社員に質問する事です。
どの会社でも答えられずに固まってしまう社員が数名います。
朝礼終了後に上記の質問に答えられなかった社員に話を聴くと、「目標と言っても上司から押し付けられた数字だし
覚えていませんよ。」「パソコンの中に入っているので咄嗟に答えられませんでした。」と答えます。
私は、彼らが目標の詳細な金額を暗記していないことを問題にはしません。
問題として取り上げるのは、彼らが「目標を達成する事が仕事」だと認識していない場合です。
目標と現状との間には必ず問題があります。
去年と同じ方法、今までと同じ方法で達成出来る目標であれば目標設定が低いのです。
今までと同じやり方で同じことをやっていては問題解決が出来ません。
人も組織も問題解決を通して成長します。
その目標を自分の事として捉えていない人が問題解決など出来るわけがありません。
だから、私は目標を自分の事として捉えるように社員一人一人に確認するのです。

私は100年企業の近江兄弟社の営業マン時代に、
上司から手帳の右ページ上部に毎月の売上とその日の実績を記録するよう徹底的に躾けられました。
毎日、今月の売上目標、前年の売上実績、現時点の売上実績を対比する事で数字の異変に気が付くようになりました。
前年同様の取り扱いに関わらず売り上げが伸びないのは自社から問屋への導入遅れです。
その原因は問屋から店頭への導入の遅れか店頭での展開が遅れているかです。
だから、まずは問屋に電話して店頭への配荷を確認します。店頭へ配荷されているのであれば各店を訪問して店頭状況を確認します。店頭展開がされていないのであればバックヤードや倉庫を確認して店頭へ展開する事を徹底的に行いました。
リップクリームや日焼け止めなどの季節商品が多いメーカーでしたので、商品が1日でも店頭に並ばないと大きな機会損失となるからでした。私の上司は業界でも有名な営業マンでした。他の競合は待っているだけの営業ばかりでした。小売店に訪問してバックヤード、倉庫から商品を店頭に引っ張り出す事で攻めの営業が出来たのは当時の上司のお蔭です。目標を手帳に書き常に見える化することで「どうすれば目標を達成できるか?」の意識づけをさせられました。

あなたの部下は今月の目標を言えますか?

編集後記
今はシステム手帳+PCで管理。
TODOを消していくのは楽しい。

挑戦を忘れない!
江戸川経営塾テキストは完成しました。
5月13日までに長谷川先生の経営指南塾テキストと合体させます。
「いつも目標達成している~」の原稿は5月8日までに本メルマガに投稿しながら完成させます。
先日無料にて配布させて頂いた
「当たり前だけどなかなか出来ないPDCAサイクルの作り方、回し方」はキンドルで販売します。
と、まあやる事多し。ガンバンベ~。