おはようございます。
内海です。 http://sskg.jp
【日刊】内海透の社長のネタ帳  2016年5月4日号

・指示待ちから自立への変化

実際に本書の仕組みを導入、定着化したらどのように変化するのかを当社のお客様の声から引用しました。
私が、営業本部長時代に、既存の営業スタイル( 受注商品のルート配送+営業 ? )からの脱皮を図りたい一
心でお話を伺い、また過去の振り返りを同時に行いつつ作戦を立てていきました。
『 年間売上目標( 計画 )が決まっているのであれば、皆さん今日の売上目標は ??? 』
現場の営業社員に向かって言って頂いた言葉に、一同固まってしまいました。
自分を含めた全営業社員の改善意識の低さ、具体的な目標喪失  … etc
現場で起こっている事を知る、その為にルート営業全員に同行して頂き徹底的な現場目線の中で『 改善ポイント 』を
探して頂きました。
調査という名目でありながらも、日々の営業同行においては営業社員と同じ時間軸で活動して頂き、まさに起こってい
る事を拾い上げるという地道な作業に注力して頂きました。
現場社員とのコミュニケーションも上手く運び結果的に『 本当の現場 』をつかんで頂けた事は大きな一歩でした。
見えなかった事が徐々に見えてきた結果、営業部として何となく掲げてある目標と今目の前で起こっている事までの
距離が少しづつ明確に測れるようになりました。
作業はすべて営業部管理職が中心となって進めましたが、指導して頂く中でも決して上からの指示という形では無
く『改善余地(どこまで努力すれば目標達成するか)』を見える化する為に社員と一緒に考えて、出来る事・やるべき事
を丁寧に社員と一緒に明文化されていきました。
既にここまでの過程において、管理職に就く社員が徐々に『 考えて行動する 』様子が増え、
私自身も考え方に良い意味で変化が起こっている事を感じておりました。
いつしか自分の考え、自分の行動に期限を設け、明確なゴールを設定する事で初めて今日の営業活動・管理活動が始ま
るのだと気付かされました。

『指示待ち』という古い習慣から脱皮を図っている最中なのだと実感しました。
商品を沢山抱えて出発し、空っぽにする事でしか達成感を得る事が出来なかった営業部の体質を、スタートからゴール
までの道のりを可視化する事で『気持ちに余裕を持たせ』、
余裕を持った営業社員は新たな改善ネタに『気付き』、可視化された工程を達成する為に
『自ら考えて行動する』という、考えられなかった仕組み改善という結果を生む事となりました。
記録、規則の厳守など最も嫌う言葉とは無関係に、日々の売上を自ら管理シートに書込み、全体が見える楽しさから分
析作業も行い、新たな営業活動に活かす事も信じられない変わりようで感謝の言葉もありません。

編集後記
過去のお客様の声から引用しました。
私たちの仕事がお客様に感謝されている事は最高の喜びです。
今もあの頃と同じように「どうすれば組織を変えられるか?」を脳から汗が出る程考えているのか?
背筋を伸ばす機会となりました。

挑戦を忘れない!
江戸川経営塾テキストは完成しました。
5月13日までに長谷川先生の経営指南塾テキストと合体させます。
「いつも目標達成している~」の原稿は5月8日までに本メルマガに投稿しながら完成させます。
先日無料にて配布させて頂いた
「当たり前だけどなかなか出来ないPDCAサイクルの作り方、回し方」はキンドルで販売します。
と、まあやる事多し。ガンバンベ~。