おはようございます。
内海です。 http://sskg.jp
【日刊】内海透の社長のネタ帳  2016年5月6日号

・社長の悩みは尽きない

悩みには2種類ある。1つは自分で解決できる悩み。もう1つは自分では解決できない悩み。
中高年のおっさんなのに、「いまさらイケメンになりたい。とか背が高くなりたい」は自分では解決出来ない話です。
悩むだけ時間の無駄です。自分で解決できる悩みを解決する事にしましょう。
しかし、自分で解決出来るはずの悩みもなかなか解決出来ません。
それは、なぜなのでしょうか?
解決の方法を知らないからです。
(解決の方法を間違っている場合も含みます。)
本章では、解決できる悩みの解決方法について記しました。

ところで本項の社長の悩みが尽きない理由とは、企業・組織が成長する過程において必ず起こる悩みです。
事業の成長曲線の段階で社長には違う悩みが降りかかります。
まず、創業時の悩みは、「お客さんはどこにいるのか?」「売上を上げるにはどうすれば良いのか?」
と、売上やビジネスモデルに関する悩みに振り回されます。
創業から数年経たずに潰れていく会社はこの悩みの段階を越えられないからです。
何とか継続的に売り上げを上げられるようになると、提供する商品・サービスの品質や納期が頭を悩ます。
個人事業で創業した場合は、人工仕事の限界が見えてくるのがこの時期である。
一人でどれだけ頑張っても「何とか食える」程度を越えられず組織化を考え始める。人さえいれば対応出来る。
しかし、善い人が来てくれない。
友人、知人に声をかけて数は揃えた。
しかし、創業メンバーに比べて何を言っても分からない新参社員。
人と組織の悩みが社長の頭を占め始めます。
事業を承継した社長の場合は、
先代社長と後継社長の仕事のやり方の違いや先代を良く知る年上の部下の動かし方に頭を悩ませる。

ようやく組織化し新たな成長へとステージアップ出来ても、環境変化により商品・サービスの陳腐化が始まります。
設立当初はさしたる競合も無く自社の天下だと思っていたのに、気が付けば安売り攻勢や高付加価値で競争をしか
ける同業他社が現れます。今までと同じ商品・サービスを売っていても儲からない。
新商品・新サービスの開発や別事業の展開に悩まされる時期が来ます。
会社が成長すればその成長段階に応じて新しい悩みが生まれるます。

常につきまとうのが資金繰りの悩みです。
売り上げが増えると支払は増えます。現金収入から支払えるのであれば資金繰りに悩まされません。
しかし、家賃は前払いで給料は固定的に払わなくてはいけません。
社長が社長を辞める時までは悩みが尽きないのは上記の理由が続くからです。
「社長の悩みは尽きないもの。」
の前提に立てば、悩みに振り回される事は無くなります。
「悩みを楽しむ。」域にまで達する事は出来なくても振り回されないだけでもずいぶん楽になります。

編集後記
リフレッシュ出来ました。さ、目の前の事に一所懸命取り組むのみ!

挑戦を忘れない!
江戸川経営塾テキストは完成しました。
5月13日までに長谷川先生の経営指南塾テキストと合体させます。
「いつも目標達成している~」の原稿は5月8日までに本メルマガに投稿しながら完成させます。
先日無料にて配布させて頂いた
「当たり前だけどなかなか出来ないPDCAサイクルの作り方、回し方」はキンドルで販売します。
と、まあやる事多し。ガンバンベ~。