優先順位と劣後順位
基本方針を決定する=やる事とやらない事を決める事が基本方針
着眼大局着手小局
1.未完了を完了させる
スグに出来る事をスグにやるのが改善。
模造紙でのPDCAサイクル分析を行うと1つや2つの改善案が出てきます。
ある会社では
営業日報が車両運行報告書となっていました。
営業=車両の会社だったため、
「どこのお客様」を訪問したのか=何キロ走ったのかを記録し、ガソリンを給油したらそのレシートを貼り付けるようになっていました。
営業部長を経由して経理処理されているので誰も何の疑問も持っていませんでしたが、模造紙に貼り付けると
「何か変ですよね~」と社員が言いだして訪問目的と売上金額を記入するようになりました。月間の売り上げを日数で割り、1日あたりの売上目標を書くようになると自然と社員の意識が毎日の売上目標に向くようになりました。
その結果、営業成績が毎回最下位だった社員の売り上げが前年比140%以上で推移するようになりました。
彼は短期的な目標設定の方が「燃える」タイプでした。
まずは、身の回りの出来ていない事をちょっとだけ改善することから始めてみてください。
未完了を完了させるヒントはこの後事例と共にご紹介いたします。
2.購入までのステップを改善する
営業活動は購入までの心理ステップに基づいて行います。
その際の各ステップを改善することで売上を向上させることが出来ます。
心理ステップと営業活動については実践力で取り上げます。
3.新しい事を始める
売上がなかなか上がらないとスグに何か新しい事業や取り組みを始めたくなるのですが、上記2つを行ってからにしてください。
まずは、上記2つを行って売り上げの上昇基調を作り出す。
その上で新規開拓を行うようにしてください。
今の活動がうまく行かないのに新しい事など出来るはずもありません。