広告≠狭告

袖擦り合う点を作るにあたり、自社がどのような方法を取れば良いのかを考える時に重要なのが広告ではなく、狭告の考え方
テレビCMが衰退の一途をたどっています。
消費者の嗜好が細分化されマスコミの影響力が低下しているためです。
時代は個の消費者に向けた狭い広告=狭告の時代へ変化しました。
インターネット広告では年齢、性別、良く訪問するページへの広告掲載が可能になっています。ただし、私たちが売りたい商品のターゲット層はインターネットのヘビーユーザーでしょうか?
そういう方を対象にしているのであればすぐにでもそちらの広告で接点を強化してください。
しかし、そうではない場合に、「みんながやっているから」との理由でネット広告を実施してもお金をドブに捨てるようなものです。

お客様の層が地域や業界というカテゴリで括れる方であれば
さらにそのカテゴリを分解して狭く狭く絞り込む狭告思考が重要です。
その上で、費用を極力かけないでやるためにはまず、ご自身で動いて感触を確かめて欲しい。
「ホームページくらい作らないと...」との前にやるべきことはいくらでもあります。
地域のミニコミ誌、新聞折り込み、業界紙など本当に伝える相手に伝える方法は身の回りにあります。

私が事業再生コンサルティングを行っていた時に金融機関向けの事業再生専門雑誌がありました。その雑誌に働きかけて当社の共同代表が執筆した記事を採り上げてもらいました。
その記事について当社のお客様である各金融機関の審査部・融資部の方々は皆さんご存知でした。
また、社団の活動では
同協会のマネジメントの専門家の記事が月刊人事マネジメント誌に多く取り上げられました。私も寄稿しました。
どちらも「無料」どころか原稿料を頂きながら自身の活動を知ってもらえる機会となりました。

「狭告」の視点でもう一度周囲を見渡してみてはいかがでしょうか?

地域のミニコミ誌や地域コミュニティFMなどは知り合いを探せば誰か一人くらい関係者がいるはずです。
特に地方在住の方は地方新聞、地方テレビ局への働きかけが効果的です。
メディア側もニュース、話題を探しています。しかし、彼らの情報源も限られています。
あなたからの新しい提案を受け入れる余地はあります。
是非、挑戦してください。