優位感覚に応じた自己紹介
人は物事を捉える時に優位な感覚を持っている。
視覚優位、聴覚優位、体感覚優位の3つのタイプに分けられる。
それぞれの相手に対して
視覚優位に対する方法

外見的特徴(背が高い、太っている、痩せている、童顔、老け顔)は相手が最初に感じる印象である。
学校教育では「外見で差別しない」ことを教わったが仕事の現場では、自分の特徴こそが最大の認識力アップのポイントとなる。
私の地元の江戸川区を中心に活動しているSさんは薄毛で巨漢である。
自ら頭髪の事を指しながら「誰がハゲですか」と掴んでいる。
がっちりした体格のため黙っていれば近寄りがたい中で自分の身体的特徴を上手く晒すことにより、相手に親しみやすさを認識させている好例である。

聴覚優位に対する

自己紹介を行う状況はたいていの場合は、名刺交換や立ったまま「言葉」を交わすことにより実施される。聴覚での認識に重点を置く必要がある。あなたは、「桃太郎」「金太郎」の話を覚えているだろうか?自己紹介は物語で伝える事により相手の認識を高める事が可能となる。
出来れば自己紹介を行う相手に応じた自己紹介の台本を作成しておきたいものである。
ここでは、1分程度で実行できる物語について紹介する。
自分の生まれ、出身地、育ちを伝える。
その後、仕事上でどのような経験をしたのかを伝える。
そして、悩み苦しんだことをドラマチックに伝える(擬音、人の声のマネなどを採り入れると効果的)
最後に、その悩み苦しみをどうやって乗り越えたのかを伝える。