事例1.内海
部下育成、組織化で悩んでいる中小企業経営者を対象にした場合
私は大学卒業後コピー機の飛び込み営業の会社に入社しました。
元々、人と接することが好きだったので「営業」が天職だと実感できました。
新人として売上記録を更新して絶好調でした。
入社した年の12月に直属の上司が会社を辞めて独立しました。
私は入社9カ月で営業2課のリーダーとなりました。スピード出世です。
が、悲劇はここから始まりました。
年上の部下4人は「私の言う事を全く聞いてくれませんでした。私はめげずに自分が売り上げを上げる事で彼らも売るだろうと考え、とにかく必死に毎日売り続けました。3カ月程度は社長も多めに見てくれていました。しかし、4月頃になると「内海君、内海君」と私を呼ぶ声が厳しい叱責へと変わって行きました。その後、体が社長の声を受け付けなくなりました。ちょうどこの辺(左後方)から「内海君、内海君」と呼ぶ社長の声が聞こえなくなってきたのです。そして、6月に会社を辞めました。
会社が悪い。社長が悪い。部下が悪い。と全てを他人の精にして逃げるように会社を辞めました。
しかし、営業が好きだったので近江兄弟社にはいり、また営業職をしました。
ここでも、部下育成からは逃げられませんでした。が、今回は「コーチングの勉強をしていたのでそれぞれの部下に対応したコミュニケーションを実施して部下育成が出来るようになりました。”