リーダーは公平であっても中立ではいけない

小さい会社の場合は社長が議長を務める場合が多いのだが全員の意見を吸い上げようとすると調整役になってしまい、何も決まらないことが多い。
会議は決断の場であるので公平に発言させる必要はあるが社長が決断する。
私が支援してきた「二代目経営者は
心優しく公平で中立であろうとしていた。
八方美人になりがちである。
それでは決断が出来ない。
一方、ベンチャー企業の起業家経営者は公平の無い独断に陥りがちである。

自分の決断ではなく会社の決断を下すためには前述の会社の使命、価値観に照らし合わせて「会社ならどうするか?」を考え決断を下す。
その後、決断に対しては約束として従う。
会社員であれば
「会社(社長)は分かってくれね~よ。」を居酒屋でクダを巻いて発散すれば良いのだが、
残念ながら経営者はすべては自分の責任として負わざるを得ない。
公平に発言させて社長が決断することを繰り返すことにより「会社」の永続となり社長の成長となるので八方美人の中立の姿勢を取る必要はないのである。

自信を持って「公平」だけど「中立」ではない姿勢を継続して欲しいものだ。