おはようございます。
内海です。 http://sskg.jp
【日刊】伸びる会社は仕組みが9割  2016年2月18日号

・PDCAサイクルの作り方

貴社の業務は現在も進行中でしょう。全ての業務を中断して新しくPDCAサイクルを作ることは出来ま
せん。現状の業務運営の仕組みを改善する事から始めるのが現実的です。私が推奨する方法は模造紙を使った方法です。まず、最初に、自社で使っている帳票類を全て洗い出します。
今年の目標、販売計画、販売実績、生産計画、生産実績、予算実績対比表、商品別売り上げ実績表、日報、業務週報などはどの会社でも使っているでしょう。これらの帳票を模造紙上に張り出して自社に足りないものは何かを社員と共に検証しつつ改善する方法です。帳票類を貼り付けた後、マーカーで流れを追う。目標→計画のように→で繋げていく。→が繋がらない部分やダブっている部分については付箋を貼りつける。
一連の作業の中で漏れやダブリが発見されます。

模造紙分析のやり方
壁面に模造紙を貼って、その模造紙上に自社で実際に使用している帳票類を貼ります。
PDCAの流れが一目で分かります。
この模造紙分析ですぐに改善できた事例を紹介します。
実際にある食品関連商社では毎日書かせている日報が本来の目的(課題、見込み、対策などの営業活動の訪問上の目的)ではなく、トラックの車両運行管理の目的となっていました。走行距離、有料道路領収書、給油明細書を添付して上司に提出していたのだ。上司も部下も「当たり前にやっていたことなので全然気が付かなかった」ことで、すぐに日報の上部の空欄部分にその日1日の売上目標と売上実績を記入する欄を追加しました。
その結果全員が1日の売り上げ目標を意識するようになり前年対比140%の売上となった営業マンも出現しました。

編集後記
昨日は江戸川区で20年続く異業種交流会との交流会。
私の付加価値の一つが人と人とを繋ぐ事。うまく繋がり次の展開へと繋げて欲しい。

挑戦を忘れない!
仕組み化プログラム(外販・講師用)進捗度80%完了
仕組み化プログラム(自社用)完成
→雑誌への寄稿企画へ展開 進捗度70%
→諸々集約して「当たり前だけどなかなか出来ないPDCAサイクルの作り方、回し方」へ
江戸川経営塾テキスト 進捗度30%