PDCAサイクルの回し方
D→C→Aを週次で回す
週次=短いタイミングで回す事をショートインターバルコントロールと呼んでいます。
短期間であれば修正改善を実行しやすく目標達成の確度を高められます。
陶芸のろくろ回し体験で湯飲み作りをした方はいますか?
ろくろを回しながら両手で形を作っていくのはなかなか難しいです。
先生に確認しながら随時修正していけば、それなりの湯飲みになります。
が、自分勝手にろくろを回して作るといびつな形になったり穴が開いてしまいます。
ある程度の形の修正は出来ますが、穴が開いてしまうと最初からやり直しです。
傷が大きくならないためには、早い時期に目指している姿と現状との差異を確認していく事が重要です。
1カ月単位で進捗状況を確認すると修正、改善が後手に回ります。
1週間程度の短期間であれば修正、改善を繰り返す事で再生計画を実現できます。
1月を振り返って目標の進捗状況が思わしくないと感じている方は、
週単位で定期的に進捗確認を行い、随時修正、改善を繰り返してください。
私たち外部の人間が効果を発揮するのは、週一回定期的に訪問するため外圧になるからです。
私たちは、お客様の会社の事情を知りません。前回訪問後に突発的なアクシデントが起こっていても決めた日程に訪問し、決めた事が出来ていたかを確認します。出来ていなければ、「今すぐやりなさい。」と厳しく指摘できます。
ある会社の営業部の新規開拓プロジェクトで、担当者が見込み客との電話をしていませんでした。
「今すぐ電話しなさい。」と伝え担当者は渋々電話しました。
担当者が電話している間は会議は中断されました。
その担当者は自分が電話しなかった事で他の参加者に迷惑をかけた事を自覚しました。
その日以降、担当者は決めた事は必ず実行するようになりました。
目標達成を3カ月とした場合は、毎週の進捗確認は慌ただしい状況となります。
毎週、関所、関門がある。
と今までのスピード感が大きく変化します。
週次の進捗確認の効果の一つです。
特に最初の進捗確認会議が重要です。
「来週の会議までに〇〇を調査します。」
行動計画の最初のステップは調査やリスト作りになります。
最初の進捗会議では最初のステップの進捗状況の確認から始まります。
ここが非常に重要なのですが、
「出来ませんでした。」を絶対に許してはいけません。
「〇〇の調査が終わらなかったのですね。では、今すぐやって来て下さい。終了するまで待っています。」
と、上司は断固とした姿勢で臨まなくてはいけません。
DCAサイクルを回す。
ための最初の一歩は重いものです。
編集後記
回り始めると仕事が楽しくなります。
挑戦を忘れない!
仕組み化プログラム(外販・講師用)進捗度80%完了
仕組み化プログラム(自社用)完成
→雑誌への寄稿企画へ展開 進捗度70%
→諸々集約して「当たり前だけどなかなか出来ないPDCAサイクルの作り方、回し方」へ
江戸川経営塾テキスト 進捗度40%