しか・でも分離 “社長に「しか」、誰に「でも」

時間の使い方がもっとも下手なのは業績不振の会社の社長だ。
「あれもこれも」やらなくてはいけない事が多すぎるが人を使う事が下手で結局全て自分でやる羽目になる。
段取り良く出来るのであれば問題ないのだが、全てが中途半端なままである。
思い当たる節は無いだろうか?
当社では社長に仕事の棚卸をやってもらっている。
項目・頻度(毎日、毎週、毎月)・時間を記入することで
社長に「しか」出来ない仕事と誰に「でも」出来る事を分離するためである。
業績が悪い会社の社長は週80時間以上働いているのだが、
その内訳を見て愕然とされる方が多い。
なぜなら、ほとんどの仕事が誰に「でも」出来る仕事ばかりだからである。
集金、銀行ATMへの入金、売上伝票の入力...
一体何のために社員を雇っているのかと皆さん茫然とされる。

出来る社長は誰にでも出来るように仕事を仕組化する。出来ない社長は「オレなら出来る」と社員を叱るか嘆く。
あなたはどちらの社長になりたいだろうか?