目標は立てたもののなかなか実現できないのには2つの理由がある。
1つは、目標を達成するための計画が到底実現できない具体性の無い「画餅=絵に描いた餅」である場合だ。
これについては、上述したとおり具体的定量的な打ち手で構成するため「画餅」の恐れは無いと言える。
2番目は、達成期限と途中経過の進捗確認が曖昧である場合である。
このため達成期限と各ステップを逆算思考で算出しアクションプランに盛り込む必要がある。

では、さっそくアクションプランへ落とし込んでいこう。
アクションプラン作成の基本的な考え方は逆算思考である。
目標までの道のりを逆算で考えていくのである。

1. 担当者と項目と期限を設定し期限内にどれだけ「行動」するのかを数値化する
「行動量ではなく、行動の質が問われるのではないか?」
と否定的な社員が必ず反発する。確かに正しい意見である。それは「いつも目標を達成している会社・チーム」であれば質を求めるべきであろう。しかし、目標達成できていない会社やチームでは圧倒的に行動の量が足りていない。問題は決めたことをやらない社内風土である。現状を是とする風土である。
経営幹部やチームリーダーは退路を断つ覚悟で「行動量」を追い求める事を宣言して欲しい。
2. 途中指標を定める。
1週間ごとの途中指標を定めることにより、
「なぜ、出来ないんだ!」と怒鳴りたてるのではなく、
上司と部下とで方法の妥当性検証、改善策立案が可能となる。
3. 3カ月程度で成果が表れる項目で実行する。
改善目標を達成するための打ち手を達成する期限は3カ月程度が適切である。
経験則だが1カ月では短すぎるし、1年では途中でダレてしまう。
3カ月間12週程度で実行できる項目とすることで「小さな成功体験」を社員が実感できる。
新規開拓を例にとると
1. 最初のアクション:当社の存在を相手に知らせる。(準備を含め開始から2週間程度)
2. 相手の反応を得る(送付から2週間程度、開始から1カ月程度)
3. 反応があった相手に試してもらう(訪問、サンプルの送付)(開始から1~2か月)
4. 商談(開始から1~2か月)
5. 受注(開始から1~3カ月)
となる。
新規開拓である程度の目標件数を達成するのであれば3カ月程度の期間で上記のステップを行いつつ検証を繰り返すことになるであろう。
それぞれのステップと途中指標を整理したものがアクションプランとなる。
皆さんはガントチャートをご存知ですか?
IT企業などでいくつかの会社がプロジェクトを組んで行う場合に使う進捗確認の チャートである。
このひな形を使ってチームの目標達成のためのアクションプランに落とし込んでいくのである。