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成功は失敗の始まり
ところが、
成功体験は人に自信をつけさせてくれる一方で
やがて、「今までのやり方(成功体験)を頑なに続ける」失敗の始まりともなり得ます。
では、どうすれば成功体験を更なる成功へとつなげられるのでしょうか?
そのカギは「(本来の目的へ到達するまでの)定量化」にあります。
当初のテレアポは3/1000件=0.3%の確率だったのが
お気楽テレアポ作戦により5/1000=0.5%の確率となると今までのやり方ではなく新しいやり方が社内標準となります。
そして、この0.5%を超えるための議論がなされ、いくつかの新しい方法を試行錯誤する期間が経過すると
「お気楽テレアポ作戦」が最高の方法として定着します。
これが失敗の始まりとなります。
テレアポ成功確率は定量化しているのですが、本来の目的は受注です。
受注に至るまでのプロセス全ての定量化を実施することにより
より良い方法の検証が可能となります。
テレアポに要する営業社員の人件費、電話代などの経費やその後訪問出来た見込み先での受注確率を検証するとよほど高額な粗利が取れる商品でない限りビジネスモデルとして成り立ちません。
(20年以上前であれば成り立つのですが、今も似たような営業手法にしがみついている企業も少なくありません。)
「成功が失敗の始まり」とならないためにも最初の接触から受注までのプロセスの定量化を強くお勧めします。