“学校を卒業した頃、新入社員の頃を思い出してほしい。
「これから」に対する期待と不安でいっぱいだった。
社会人を数年過ごすと
自分に出来る事と出来ない事。
自社に出来る事と出来ない事が分かってくる。
打ち砕かれた期待も多いであろう。
同時に不安も無くなっている。
そのまま数年経つと「去年見た桜も今年見る桜」も日常の景色として当たり前となってしまう。
去年見た桜と今年見る桜を違う桜にする。
自分自身が成長する事で同じ桜も違って見える。
さて、来年はどんな桜を見たいのか
桜を見る事を決意の機会にするだけで人生は変わる。
桜を見て酒を飲んで破目を外すのも結構だが、
自分自身の成長の定点観測の目印とするのも悪くない。
人生70年あまり、
これからあと何回桜を見る事が出来るだろうか?
そう考えるとそう、のんびりもしていられない。
当社に入った社員は新入社員を除くと、それまで様々な業種務めてきた人間だ。
彼らの職務経験はさまざまであるが、当社に入った動機は「中小企業を元気にしたい」との想いだ。
しかし、「自分で考え自分で決めて自分で実行する」事はそれまでの経験もあり
社員が易きに流れようとする時に
どんな想いでこの会社に入ったのか?を思い出させるようにしている。
前職の仕事が辛くてイヤで辞めただけの人間には響かないが、
本気で「中小企業を元気にする」想いを持った人間はそこで自問自答を繰り返すことになる。
どうすれば出来るのか?
の質問こそが人を成長させる。
ただの桜の花かもしれないが、
自ら考える機会と出来る人もいれば出来ない人もいる。
“