ノブレスオブリージュと言う言葉を聞いたことがあるだろうか?
高貴な人の責任・義務である。
フランス貴族が尊敬されていたのは自らの義務を理解し、果たしていたからである。
彼らは夏も冬も詰襟を着用し背筋を伸ばしている。
私たちは「コンサルタント」である。
会社経営者に「先生」と呼ばれる職業である。
先生と呼ばれ上座を譲られ、こちらの言う事を熱心に聴かれる。
ついつい勘違いしそうになる。
しかし、私たちはあくまでも「中小企業を元気にする」パートナーである。
常にノブレスオブリージュを自らに言い聞かせ
「こちらがきちんとすれば相手もきちんとする」を実践している。
企業経営者もノブレス・オブリージュの気概が必要である。
しかし、背筋を伸ばし模範となっている経営者は驚く程少ない。
自己犠牲を厭わない日本流「武士道」を持った人間でありたいものである。
また、駆け引きを行ってくる人も現れるだろう。
駆け引きする人間は信じられない。
私は、駆け引きを嫌う人間である。しかし、何度言っても駆け引きをしてくる「輩」がいる。
私は、言った事、やった事に対しては責任を持って全うする。
駆け引きする人間は策に溺れてしまうという事例を多く見てきた。
特に「〇〇をしてくれたら〇〇をする」の話はうんざりだ。
また、そういう人間に限って仕事の成果を小出しにしてこちらの様子を探ってくる。
私としてはスッキリと気持ちよくお互いに良い仕事をしたいのにである。
残念でたまらない。
しかし、私に駆け引きをしてくる人間がいるというのは、
相手にとってこちらが「ちゃんとしていない、駆け引きに応じる人間である」とみられていることの証左である。
まだまだ、自分がその程度の人間と認識されている事だと理解し、襟を正したい。”