ここに「時給1000円で、普通にやれば5時間で終わる仕事」がある。

Aさんは3時間で終える。
Bさんは8時間で終える。
1日を終えてAさんはもう一つ同じことを終えて、次の難しい仕事に取り組み始めた。
Bさんはその日はその仕事だけで仕事を終えて帰る。
次の日もBさんは昨日と同じ仕事を行い、また同じように1日かけて仕事を終えた。
BさんはAさんに比べて仕事が出来ないとレッテルを貼られたので、翌日もその翌日も同じ仕事だけをやらされる。
一週間が経過した時点で、AさんもBさんも貰える給料は時給1000円×8時間×5日間=40,000円である。
Aさんは一見楽しているように見えるが果たしてこのような仕事が愉しいと言えるだろうか?

仕事とは、期待値<結果
に他ならない。
まず、最初に誰の期待を越えるべきかと言うと、自分自身への期待である。
仕事に対する姿勢は常に自分自身への期待値を高く設定しそれを乗り越える姿勢である。
大昔であれば、何時間机に向かっている事が仕事であった。
しかし、現在の環境では机に向かう事は仕事ではなく、出力が仕事である。
あなたは、相手の期待を超える仕事をしているだろうか?

「これでいいんだ」は無い。

「みんながこのくらい。」を基準としない。
自分なりに高い水準を設定し越え続ける。
出来る人間のあり方の基本である。

ましてや、私たちは「中小企業を元気にする」お手本とならねばならない立場である。
お手本である私たちが
「これでいいんだ」では誰も私たちの話など聞かないだろう。

私は自社の若い社員が、頑張って全力を尽くした結果が今ひとつだった場合には決して怒らない。
しかし、
「これでいいんだ」が見える仕事であれば若手でもベテランでも構わず徹底的に怒る。
「これでいいんだ」の癖がつくと治らないからである。

ゆで蛙の逸話がある。
蛙を熱湯に入れるとすぐに飛び出すが、ぬるいお湯に入れて徐々にお湯の温度を高めていくと気が付かずにゆで蛙になってしまう。
私たちも「これでいいんだ」のぬるい環境に使っていると気が付けばゆで蛙になってしまう。

そうならないためにも自ら高い水準を設定し「これでいいんだ」とならないようにしたいものである。